醸造実習@伊勢角

2022年11月12日、21年度のオンライン講座受講生(7名)と醸造実習を行ってきました!伊勢角の方が受講してくださっており、ご協力を得て醸すこととなりました。
一年間の講座内容を基に、実際に醸す実習です。今回、醸すビールは講座内容に倣ったビールの基礎・基本となるヘレスビール。とにかく楽しい2日間でした☺

北は北海道、南は愛媛県からの参加。旧の神久工場にて仕込みを行いました。

まずはどのようなヘレスが飲みたいのか、それぞれで言語化を行い、ミーティングで1つにまとめました。まとめたのがこちら!

・アロマ
モルトしっかり香り、ホップも良いバランスでスタイルの範囲内で香らせる。ドリンカビリティ重視
・外観
大手ピルスナーよりもう少し濃い色味
・フレーバー
アロマをそのまま載せモルト香り重視、甘みとしては残したくない
・ボディ

ミディアム(重すぎない、ライト寄りのミディアム)
・苦み

上品でクリーンでスッと消える苦み
・ドリンカビリティ

限りなく高いドリンカビリティで単体でも飲み続けられる
・バランス

モルトのバランスに合わせたホップ香を立たせる。バランス良く
・その他

モルトのボディ感の中でバランスの効くスタイルの範囲内でホップアロマを利かしたい

こちらが今回、目標とするヘレスの味です。これを目標として、それぞれでレシピなどを数値化し、ミーティングでまとめました。下記、マッシング温度はその一例です(^^)/

粉砕幅の確認をする義本
マッシュインをするビアソムリエ協会・会長
皆さん、これぐらい楽しんでおりました!多くで仕込むと楽しい(*’ω’*)
仕込みはもちろん飲みながら。飲みながら仕込むのは最高です。
差し入れの二軒茶屋餅。
麦汁をクリアにするための工程。いろいろとトラブルがあったので見せ場が作れました( ゚Д゚)
麦芽の絞りカスのかき出し作業
アロマホップを入れる義本
約1000Lのビールが無事に発酵中です!

今回は伊勢角さん初となるナチュラルカーボネーションに挑戦してくださいます。主発酵後に残っている糖分と酵母を利用して炭酸を溶け込ませる方法。
この方法はその麦汁と酵母の能力を事前に測り、その逆算で発酵管理を行っていくもので、ドイツでは通常このように造られます。

仕込みの翌日は新しい下野工場にもお邪魔し、鈴木社長(なりぴー)ともお話しました。

今回のビールの完成は2022年12月末頃、飲食店のみでの販売となります。
年始には全国で発売される予定ですので、飲食店でお見かけの際はぜひ、飲んでみてください!
また仕込みたいなぁなどとも話しておりました( *´艸`)