金沢21世紀美術館 ワークショップ

2023年7月31日
金沢市内の中学2年生・美術部員向けにワークショップの講師を行いました。

金沢も暑かった

テーマは「うんちとビール
酵母が発酵可能な糖にまで分解(糖化)し、酵母が栄養として補給したものを排泄物としてアルコールと二酸化炭素へと分解すると考えるとビールも「うんち」と考える事が出来ます。
今回、お誘い頂いたのは京都芸術大学の酒井准教授。

約3時間半の中で実際の麦汁作成工程を行い、酵母が食べられる大きさの糖まで分解される糖化までの体験を行いました。

麦芽の投入の様子

糖化完了の合図はヨウ素液での色反応の有無で確認します。
学校で習うのはヨウ素液が赤紫に反応することのみでしたが、今回はその反応がない事。色が変わらない(デンプンが存在しない)事で麦汁作成が無事に終わります。

実際に糖化完了した麦汁を試飲してみた反応がとてもよかった。みなさん驚きの表情と声があがりました。「甘いっ!!こんなに甘いんだ」とか「せんべいの香りがする」など実際に手を動かして飲んで体験することでより大きな経験になってくれてたら嬉しいです。

瓶詰めまで行いました

実際の実技時間は90分ほどで当日には様々なトラブルもありましたが無事に糖化した麦汁作成までできることができました。

実際の糖化を体験してもらうことは大人向けに将来、行う予定でしたが、その前に中学生向けに出来ることになるとは思ってもみませんでした。

今回、頂いた縁は2023年7月18日にドイツで女性の日本人醸造家に会ったことがきっかけです。その約2週間後にはこのように金沢でワークショップの講師が出来るなんて思いもよらなかったです。ご縁に感謝!