Mt.Fuji Brewing

2022年10月末
ナチュラルカーボネーション(酵母由来の発酵によるビールへの炭酸溶解を行う方法)の技術を習得する目的でご依頼頂きました。
クラフトビール醸造所では珍しいナチュラルカーボネーション。きめ細やかでまろやかな泡が出来るのが特徴で、強制炭酸溶解ではない為、CO₂の使用料も大幅に減らすことが可能となります。

静岡県富士宮市にあるMt.Fuji Brewing
目の前には富士山本宮浅間大社を望み、同施設内にはタリーズもあるオシャレなブルワリー
約300Lの醸造設備
仕込み中の麦汁。麦芽を煮だしてエキス(糖)を取り、冷まして発酵させビールに
発酵前の比重(糖度)の計測。
発酵管理の見極めや発酵後のアルコール計算などに用いる重要な工程です。
発酵タンク。
このタンク内に麦汁と酵母を投入し、ビールを造っていきます。
発酵タンクの温度管理を行うパネル。
炭酸を溶け込ませるためには①低温、②圧をかける、この2条件が必須です。
ある程度、発酵が進めば下部に溜まった酵母を除去し、圧をかけて温度を下げていきます。
これを適切なタイミングで安全に行うことがナチュラルカーボネーションには求められます。
無事に発酵してくると、酵母が出す二酸化炭素により泡がブクブクしてきます。
ブルワーにとっては心地よい音ですね♪
ナチュラルカーボネーションには必須の最大発酵度計測。
同じように醸しても同じようにいかないのが発酵食品。麦汁や酵母の潜在能力を測り、そこから逆算して圧や冷やすタイミングを計測します。
仕事終わりの一杯!

現在、ナチュラルカーボネーションにて炭酸を溶け込まし中です!
Mt.Fuji Brewingさんにとって初のナチュラルカーボネーションの味にご期待ください!(^^)!